食のチカラ
病状や治療内容によっては、食事に関して主治医の判断が必要な場合があります。
適切な食事・栄養については、主治医とよく相談してください。
肺がんの治療を乗り切る体づくりには、やはりしっかり食べることが欠かせません。心構えやコツなどを、がん専任の栄養士として多くの患者さんと接してこられた川口美喜子先生に伺いました。
「治療の第一歩」ともいわれる「食べること」をしっかりと実践していくための心構えや準備について伺いました。肺がんの診断を受けたらすぐに、本人はもちろん家族にも知っておいていただきたい内容を、3か条にまとめています。
肺がんになって食べられなくなる理由はさまざま。気分がふさいで飲み込みにくくなったり、治療の副作用などの影響で吐き気や味覚障害といった症状が出たり、また体力が衰えて食欲そのものが減退することもあります。
ここまでは基本的な心構えについて伺ってきました。ここからは実践のお話。まずは栄養療法や健康維持などのために摂っていきたい栄養素と、具体的にどんなものを食べればいいのかについて、ご紹介します。手軽に作れて食べやすいレシピもご紹介していますので、ぜひご覧ください。
治療中はバランスのよい食事で体力を維持しておくことが大切です。療養生活の中で食事のバランスに気をつけるためのポイントをご紹介します。
簡単!レシピ
がん診療連携拠点病院や地域がん診療病院にある「がん相談支援センター」では、病院利用者はもちろん利用していない人、そのご家族でも無料で相談ができます。もちろん、対面、電話やFAX、メールで相談ができ、匿名での相談も可能です。相談員はソーシャルワーカー・社会福祉士、看護師や栄養士など。職種や人数は病院によって異なるため、相談内容によっては他のセンターの担当者が担当することもあります。
2018年6月掲載