みんなの体験談
がんに関する書籍をまとめ、気持ちを落ち着けた
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治療中の方
2017年10月掲載
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男性
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肺腺がんステージⅣと診断された。その後、EGFR変異陽性であることが判明し、治療を開始しました。その後、仕事にも復帰し健康体のときと変わらない状態でこの数年を過ごすことができておりました。
しかしながら、脳にがんが転移していることが判明し、次の治療として、放射線治療をおこなうとともに、別の分子標的薬の投与を開始し、現在に至っております。
主治医から告知された時は正直なところ淡々と説明を聞くという感じでしたが、むしろ私以上に妻が動揺し、意外に冷静であったのを記憶しております。その後、インタ−ネット等で肺がんステージⅣで頑張っている人のブログ等を片っ端から検索していました。また、がんについて何もわからず不安だけが先行していたため、がんに関する書籍を読んでその中で参考になるところをノートにまとめる作業をし、気持ちを落ち着けていました。
また、がんに関する情報を多方面から得るため、通院している病院でがん患者のケアをされているピアサポーターの方にお話しをお伺いしました。その時に、肺がんでいい患者会があるので参加をされたらいかがですかというアドバイスをいただき、早速その患者会に参加しました。その患者会に参加することで「主治医とのかかわり方」「最新のがん情報収集」「同じ仲間との語らいの場」を得たことで、前向きになりました。
現在は、新しい治療を実施して間がないため、これらの効果が仕事をしながら、最大限自分の脳・肺を中心とする全身に効いていくことを願うのみです。
今後については、「自分」「仕事」「家族」それぞれのバランスを取りながら、穏やかに過ごせるように、それぞれについてやりたいこと、やれることを明らかにしながら、過ごして生きたいと思います。