みんなの体験談
ご両親と色々できるうちに、やれることを
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ご家族の方
2020年11月掲載
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女性:30代以下
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私の父は2018年に、糖尿病がみつかり、2019年に間質性肺炎になりました。そして2020年10月にHOT(在宅酸素療法)を家に導入しました。父は気丈なふるまいを見せてきたので、HOTで楽になったのかな、と思いました。実際父もそう言ってました。ただ、その後急激に容態が悪化し、肺が苦しくて歩くことができなくなりました。外出の際は車イスだったのですが、しばらくすると、家のなかのトイレや冷蔵庫、お風呂までも歩くことが困難で、車イス生活になってしまいました。
今は酸素吸入2、動くときは3ですが、日に日に3になるときが増えています。そして10月末に母から、肺炎だけでなく肺がんが見つかったと言われました。肺がんは8月からわかっていたみたいなのですが、父は娘の私たちを心配させたくない、元気な姿を見せてほしいと、母に言わないでと頼んでいたみたいです。母は10月頭から何回か私の前で泣いていました。もう父は長くないかもしれない。年を越せないかもしれない、、、と。私はようやく理解しました。進行が速すぎたのは肺炎ではなくがんだったのです。皆さんご両親と色々できるうちに、やれることをなさっていただけるといいかと思います。