みんなの体験談
バリ島の皆さんとの通信が、少しの楽しみです
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治療中の方
2020年11月掲載
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男性:70代以上
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私は現在74歳です。71歳で仕事を辞めて、その年に残りの人生を有意義にするために、バリ島でゲートボールの学校を建てました。しかし、学校を始めて1年半後にコロナのため学校を一時閉鎖しました。4月に帰国し6月に喀血、検査の結果肺は肺腺がんステージⅣAと診断され、7月から分子標的薬を服用しています。幸い転移も無く、薬効も順調のようですし、副作用も少ないです。墓を建て、遺言状を作成し、葬式も家族葬を希望し、私は無宗教なので戒名辞退を頼みました。私は何時死んでも良いような生き方をしてきましたので、今も人生悔いは無いと言い聞かせています。妻、2男1女の子、7人の孫に恵まれました。もし動ける事が出来るなら再びバリ島に戻って、ゲートボール学校の道筋をつけたいし、日本のことがとても好きな生徒を日本に連れて来るつもりです。今は限られた時間をノホホンと過ごしています。バリ島の皆さんとの通信が、少しの楽しみです。今の状態は少し息切れを感じる程度です。でも胸部の違和感を感じると自分は肺がんなんだなーと思いつつ毎日を送っています。