みんなの体験談
いろんな種類のがんに合う薬が承認されることを願います
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ご家族の方
2020年4月掲載
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女性:40代
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私の父は肺がんステージⅡと診断され、片肺を全摘しました。
その後、再発防止のため抗がん剤治療を3回おこないました。
その半年後、脳転移(5㎝超)が見つかり、すぐさま開頭手術。無事に腫瘍は取り除かれ、再発予防のために、放射線治療をおこないました。
その半年後、また3㎝の脳腫瘍が再発。今度は開頭術をせず、再び放射線治療をし、無事治療は成功し、腫瘍は消えました。
その後、免疫チェックポイント阻害薬が肺がんの種類に合うかもしれない、と主治医から連絡があり、藁にもすがる思いで、免疫チェックポイント阻害薬を開始。2週間に一度、投与することになり、今日まで、治療させていただいています。
その間、冬には大好きなスキーを楽しみ、母とのバス旅行ツアー、友人と海外にオーロラを見に行ったり、メジャーリーグの試合を観戦しに行ったり、と好きなことをしています。
片肺を失い、2度の脳転移も乗り越え、免疫チェックポイント阻害薬の治療と共に、今生かされています。ここ近年、がん治療は進歩し、がん=死、ではなく、がん=共に生きる、という病気になったなぁ、と日々感じています。
また、どんどん新薬を開発して、いろんな種類のがんに合う薬が承認されることを願います。