重い物を持つ仕事柄、腰痛が続いていました。くしゃみで背中が痛みだした頃に、仕事中に左脚の付け根部分に痛みが走り、立っていられない状態になりました。
その日は早退させていただき、それから数日は左脚が使えませんでした。四つん這いで生活し、近所の整形外科で坐骨神経痛との診断され、リハビリを続けてましたが痛み止めの薬が増えるばかり。
思い切って、車で20分の大学病院の診察を受けました。血液検査で肝臓、骨の状態を表す数値が異常値が出ました。それからあらゆる検査をして、骨粗しょう症かがんというところまできました。
ここまで大学病院の門を叩いて約3カ月が経過していました。PET-CT検査、骨シンチ検査をして全身の骨ががんだと知らされました。
「あなたの年齢で骨が原発のがんはありえません、これは骨転移であり、他の臓器からの転移がん」だと伝えられる。非小細胞肺がん、ステージⅣと告知。(非喫煙者に多いがんです)毎年会社の検診を受けてたのに…心臓の後ろに隠れていて、レントゲンじゃ分からない所にあったよって主治医がいいました。
腰痛、骨の痛み→がんなんて青天の霹靂でした。
現在は2つ目の分子標的薬で治療中です。大きな副作用も無く元気に過ごしています。医療は進歩していますが、次の分子標的薬はまだ承認されて無いと認識しています。
内緒には出来ない性格で、会社にも友達にも全部話して助けてもらってます。仕事も傷病休暇を最大限もらった後退職し、これからは旦那さんと娘達と楽しい思い出をいっぱい作ってこうと思います。
腰痛を甘くみない、不安な時はまず大きな病院へ、を教訓に。