みんなの体験談
まずは自分のカラダ・気持ちを第一に
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治療中の方
2019年11月掲載
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男性:40代
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肺がんステージⅣの診断(脳転移、骨転移、リンパ転移)入院にて分子標的薬による治療開始。退院後、職場復帰しました。やる気減退、職場での疎外感、自分の存在意義への自問自答・・・等々に悩みはじめ、イライラ、焦燥感が強くなりました。そして会社にも行くのがつらくなり、休みがちになりました。妻とも相談し、早いうちに精神科にかかったほうがいいのではないかと判断しました。そこでまずは担当医に相談。すぐに同じ病院の精神科の先生につないでいただきました。早期・軽度の躁鬱状態ということで薬を処方され、しばらく会社を休むことにしました。病気休暇をいただき、ウォーキングなど規則正しい生活に心がけながら、昔の趣味の鉄道模型を思い出して始めてみたり、のんびりと過ごしました。その後、職場に復帰しました。実は今まで職場には病気のことを隠しており、そのことも心の負担になっていたということで、職場復帰して最初に職場の全員宛のメールで病気のことを告白しました。ちょっと勇気がいりましたが、心につかえていたものがすっきりし、ホッとました。今では病状を気軽に話せるようになりました。先生との会話・アドバイスから、まずは自分のカラダ・気持ちを第一に。ちょっとズルいかもしれませんが、仕事も『自分に都合よく解釈して、ほどほどに適当に・・・』といったリズム感で、毎日を焦らず、家族との時間も大切にして過ごしていければと思っております。