みんなの体験談
愛する家族と最後まで一緒に
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経過観察中の方
2019年4月掲載
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女性:60代
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肺がん治療が終わりました。がんと宣告され、原発がんが見つからなかった期間はとても不安になりましたが、肺がんⅢB期(ステージ3B)と診断されたときは「ああ、そうなんだ」と受けとめる自分がいました。親族にがんを患った人が何人かいたこともあり、私の番がきたと思いました。
治療は、放射線治療と抗がん剤。先生も驚くほど順調に進み、がんが見えなくなりマーカーも正常値に。ほっとした矢先に、我が家のペットのコーギーが病気になり余命3年程と診断されました。
私の目標は「この仔が逝くまで逝けない」に変わりました。
この間に、再発に備えお金やカードの整理、お墓の購入をしました。遺言書作成などできることをやり、家の中の整理もしなければと思っていたところに、胸水が発覚。やはりこのまま何事もなく、とはいかなかったかと。
主人に料理やお金のことなどを頑張って覚えてもらわなければ。
私自身は元気に過ごせており、友人とランチや買い物に行ったり、朝晩主人と車イスのコーギーと散歩したりしています。
ご近所の方や友人にはがんだと言ってあるので気楽です。
自然豊かなこの町で、愛するコーギーと主人と最後まで一緒にいられたら、いい人生だったかな、と思います。