肺がんとともに生きる患者さんとその支えとなるご家族、医療従事者のみなさんへ送る

河村隆一さん オリジナル楽曲制作プロジェクト

肺がんとともに生きている方や、支えてくださっている方々の気持ちであったり、肺がん検診の重要さをたくさんの方に知ってもらいたいという想いから、肺がんを経験し、現在も精力的に活動している河村隆一さんとともに、肺がん患者さんの声を元にして、オリジナルの楽曲を作詞・作曲しました。ぜひお聴きください。

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楽曲制作プロジェクト開始を迎えた時の心境は

やっぱりワクワクしました、どんなプロジェクトでも。自分自身が「がん」を経験して、今すごく成長できた部分があって、このプロジェクトの中でも、自分の成長できるきっかけを見つけられたらいいなと思いました。

ご自身の「がん」が見つかった時のこと

人間ドッグ受けたものの、健康だと思っているから結果を見るのに実は少しタイムラグがあったんですよ。たまたま、自分の子供が「パパこれなんで見ないの?見たほうが良いよ、もし結果が悪かったら大変じゃない」と言われ、結果を見てみたら悪い判定があったのでびっくりして…しっかりと検査を受けて、結果が来たらすぐに見て、要再検査があればできるだけ早いタイミングで再検査を受けるというのは、本当に大事だと思いました。

がん患者さんのインタビューを聞いて感じたこと

僕もそうだったんですけど「がん」というものと向き合った時に、自分がどういう風に、この後の人生と向き合っていくのかって一瞬見失うんですよね。患者さんみなさんもそうだと思うのですが、健康な人も、独りで生きているわけではないし、支えられて生きてる。そして永遠はないけど、より一日一日を充実して生きるためにも、もちろんやらなきゃいけないこととかあるよね、っていうメッセージがうまく曲の中で作れたら良いんだろうなと思いました。

楽曲で表現したかったこと

「がん」が見つかったとしても、守れるものとか、支えられるものがあるということが、自分の人生に勇気みたいなものをくれている気がするんですよね。誰か仲間がいたり、家族がいたり、愛する人のために強くなれる部分はすごく大きいんだろうなと。それが、今回の楽曲で表現できたら良いなと思いました。

タイトル「何気ないその笑顔が…」について

「何気ない笑顔」ってもしかしたら景色の一部のように感じていることもあるかもしれない、だけどある時「この笑顔を守っていけるよ、まだ」っていう現実の世界をちゃんと見れるようになるというか、それが「…」というちょっと時間がかかるんですよね、ワンステップ。そんな思いで書きました。

視聴者へのメッセージ

人生とか、命とかちょっと大きすぎるテーマに切り込むのは、非常に難しいなと思いながら実は着手したのですが、すごく小さな小さな一人のパーソナルな想いというところに着手していくことで、逆に世界中の人に共有してもらえるテーマに辿り着けたら良いなと、ただそれだけを願って楽曲を制作しました。

ミュージシャン
河村隆一

かわむら りゅういち 1970年、神奈川県生まれ。RYUICHI名義で「LUNA SEA」および「Tourbillon」のヴォーカルを担当。2006年に結婚。俳優、小説家、レーサーとしても活動し、ЯK(アール・ケー)名義で音楽プロデューサーとしても活躍している

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